一言で縮毛矯正といってそのやり方は様々です。そして使用する薬剤や熱処理の仕方で仕上がりや質感(風合い)は異なります。
今日はその中でも熱処理についてです。
縮毛矯正で熱処理の方法は全部で3通りあります。
ブロー法、アイロン法、その2つを組み合わせた方法です。
それぞれ特徴がありますが、今回はアイロンを使用しないブロー法について説明します。
ブロー法といきなり言われてもよく分からない方のために、少し縮毛矯正の流れを説明しましょう。
縮毛矯正を行う上で欠かせない行程のひとつが熱処理になります。
そして熱処理の方法は2種類あり、ヘアアロンを使用する方法とアイロンを使用しないで特殊なブラシとドライヤーを組み合わせて行うブロー法があります。
一般的には縮毛矯正というと、へアイロンを使用する場合がほとんどだと思います。ブロー法を知っている方は、昔Mr.ハビットなどをやったことがあるか、もしくはアイロン法が嫌で他の方法を探した方などでしょう。
ブロー法の特徴
これはあなたの髪でもわかることですが、髪を乾かす時にバーっと大雑把に乾かすのと、ブラシなどを使って丁寧に乾かすのとでは仕上がりの差は異なります。ブラシを丁寧に入れながらブローした方が仕上がりはキレイです。これと同じようなことでブローすることでくせ毛を改善してい方法です。
根元をつぶしにくい
縮毛矯正をかけると変にぺったんこになってしまうことがあります。それはヘアアイロン使用時に力が入りすぎて髪を押しつぶしてしまっているからです。ブローする方法だとアイロンに比べて髪が潰れてしまうトラブルは少なくなるでしょう。
もちろんヘアアイロンを使用しても髪を潰さないようにすることは可能です。問題はその圧力にあるからです。そこをきちんと理解していればアイロンを使用しても極端にペタンコになることは防げます。
適度なテンションで伸ばす
髪が濡れているときは、乾いているときに比べてダメージを受けやすいい状態です。しかし髪が乾いてからブローしても、形はつきにくいという問題があります。
ですから髪が濡れている状態からブローしていくので、テンション(=髪をひっぱること)はかけているけど、引っ張りすぎないことがポイントになります。
これは動画をご覧になったほうがわかりやすいのでユーチューブの動画のリンクを貼っておきます。
→ ブロー法
この動画のようにテンションはかけますが、モデルさんの頭はそんなに動いていないのがわかると思います。逆に頭がかなり動くようなテンションをかけてしまうと、取り返しのつかないトラブル(ダメージ)になってしまうこともあるので注意しましょう。
適度な熱で伸ばす
ヘアアイロンに比べて、ブロー法は熱そのものの温度が低いのも特徴です。温度が低いというのはメリットにもなりますが、デメリットにもなります。縮毛矯正は薬剤のパワーと熱のパワーのバランスで成り立っています。
熱のパワーが弱ければ、当然薬剤のパワーをあげなければなりません。逆に言えば薬剤のパワーを落とすなら熱のパワーをあげなければなりません。すべてはバランスです。
まとめ
もし縮毛矯正をかけるといつもペタンコになってしまうのであれば、このブロー法を試してみるのもいいでしょう。当店では基本はヘアアイロンで熱処理を行い、ブロー法だけで仕上げることはないですが、このブローとアイロンを組み合わせておこなうこともあります。
このブロー法を行うメリットは、髪が乾くとでてくる癖を先に抑えることができるので、その後のアイロン操作がとても楽になるのです。欠点を言えばブローしない方法よりも時間がかかることでしょう。
あとは髪質とのバランスになりますので、担当の美容師さんと相談するのがオススメです。
あなたのキレイを応援します!
Uichi
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