縮毛矯正をかけた当日に美容師さんに「今日はシャンプーしないでくださいね。」といわれた経験はありませんか?「今日はしょうがないなー」と思いつつも、夏の暑い日などはきついですよね。
ちなみに当店ではむしろその日に「シャンプーしてみてください。」と言ってます。それではどうして一般的には「縮毛矯正をかけた当日にシャンプーをしてはいけないのか?」を説明しましょう。
縮毛矯正をしたら当日にシャンプーしてはいけないと言われる本当の理由
縮毛矯正というのは簡単に説明すれば、1剤で髪の形を変えやすくして、熱処理でさらにその形を強化します。そして最後にその形を固定するために2剤をつけます。実はこのときの2剤の効果が不完全なために縮毛矯正をかけた当日や何日かは「シャンプーをしないでください。」と昔からよく言われています。
そしてこれは縮毛矯正に限らず、パーマでも同じことがいえます。髪の形を変える方法は同じで、1剤と2剤とその他の原理を使っていくからです。その髪の形を曲げるか、あるいはまっすぐにするかという違いにしかすぎません。
もう少し詳しく説明しましょう

先ほどあげたようにパーマやストレートパーマなども同じことですが、従来は「24時間〜48時間シャンプーをしないでください。」といわれた経験があると思います。それは薬剤の反応が終わっていないからとかありますが、一番の理由は「酸化があまい=できてない」からです。
パーマやストレートにする薬剤は「還元・酸化」の化学反応を利用して髪の形を変えていく作業です。「酸化が不十分=固定する力が弱い」だから洗うともとに戻るおそれがある。そのまま洗わなければ空気にふれることで空気酸化という反応が起きて、それを利用することで固定をさせようってこと。これを知ってか知らないかはわかりませんが、ひどいところだと2剤すら使わない美容室もあるそうですね。
はやい話が「技術不足を補うために洗わないでもらいたい」ということです。
当日にシャンプーしても問題はないです
当店だとパーマしようが縮毛矯正をしようが、最後にシャンプーはします。ですからその後またシャンプーする確率は少ないかもしれませんが、もし当日にシャンプーしても特に問題はないと思います。むしろシャンプーして取れてしまうようであればそもそもパーマや縮毛矯正のやり方に問題がある場合がほとんどです。
ほとんどというのはホームケアの商品によってはパーマがだれるものもあるようですので…かといって完全に取れてしまう訳ではありませんのでご心配なく。
もし「シャンプーしないでください」といわれたけど、シャンプーしたくなったら
「シャンプーしないでください。」と言われたら、不思議とシャンプーしたくなるのが人の本能ですw
それはさておき、もしそういわれてもシャンプーしたくなった場合は、優しく洗うようなイメージにして、ゴシゴシしないようにしましょう。そしてすぐに乾かすようにしてください。髪が一番安定している状態は髪が乾いている時です。ですから「濡れたままにしないこと。」、「激しくシャンプーしないこと。」が大切です。そしてこれはパーマや縮毛矯正をかけた日に限らず、常に意識しましょう!
まとめ

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Uichi